良い釣り座に着きたければ午前2時までに
今回の波止場でソコソコな鰺が釣れているのは少し前から知っていましたが、
丘側の波止から釣る釣り座が空いていれば竿を出してみようと
横着を決め込んで何度かその場に行ってみましたが、
すでに先行者がいたり、天候がイマイチになってたりで
なかなか獲物には結びついていませんでした。
いい加減今週は鯵の顔を拝んでおかなければ、
釣り方さえも忘れてしまいそうな気になってきましたので、
深夜から早朝にかけて釣行してきました。
深夜と言っても朝に近い深夜じゃなくて
午後11時やら零時やらの前日にかかる深夜のことで、
普通に翌日用事がある人はなかなか行かない時間帯です。
しかも釣り場は車から7~800mもとぼとぼと歩いて
辿り着かねばならない波止の先端近くです。
昼間は「今夜こそ行くぞ」と気合が入っていても
一日ゴタゴタと過ごした後は勢いも薄れて「しかも晩酌に一杯」
やってしまうのでそれから間もない時間帯には、
車を運転するわけにはいきませんよね。・・
という事で釣行計画は延び延びになってしまっていました。
手押し車がパンクしていたので
しかも、ここの釣り場は先に書いたように車を置いてからの
歩きが長いところで荷物の多い私は台車に頼るほかはありません。
他の常連たちは多くが原付バイクで通ってきています。
それでなくても歩くのが遅い私は
この「釣り場までの歩き」に敷居を高くされています。
しかも、このところ頼りの台車の4輪のうち2輪がパンクして
タイヤが常にぺしゃんこになっていましたので、
余計に行く気になり難い状況でした。
で、思い切って2~3日前にこの2輪をノーパンクのタイヤに交換。
サイズが合わなかった部分は自分で溶接補修して
元通りに軽く押せる台車に修繕しました。
思い切って修理して良かったです。前はこんなに軽く押せていたのか?
と自分でも驚くほど快適な台車に戻りました。
なんで早く修繕しなかったのか?と後悔することしきりです。
ま、これで釣行回数も増えるでしょうけど、
そろそろ便利な車横付けの釣り場も復活するでしょうから
あと少しで台車を使わない釣りに戻れそうなんですよね。
既に知った顔ぶれが
そんなこんなで深夜の1時ころに台車を押しながら釣り場に着いてみると
そこには顔見知りが並んでいました。
既にそれぞれ何尾か釣っている様子です。
時合は夜明け前と聞いていましたが、こんな深夜の1時頃でも
みんな元気に釣りをしています。
中には80歳を超えた知り合いもいますので頼もしいもんですよね。
私はベテランばかりが並んだ一番沖側の端が空いていましたので
其処に釣り座を構えます。だいたい準備に10~20分ほどかかったかな?
釣った鯵の保管用にバッカンに海水を汲んでおきます。
クーラーにも海水を入れて氷で冷たい海水を作っておきます。
仕掛けは下かごです。上かごの方が少しは投げやすくて楽に遠投が利きますが、
下かごの方が扱いやすいので今のところは下かごでやってみます。
タナは初めは3ヒロ(サビキとウキの間)から始めてみます。
サビキの上には75mmのケミ蛍、ウキはLEDウキです。竿は4.5m遠投用3号です。
安価なサビキで
此処でのサビキ釣りは、ハヤブサの蓄光サビキが主流ですが、
私は敢えてネット通販で買った安物のサビキに拘って釣ってみます。
撒き餌は混ぜ物無しのアミエビをそのままで使います。
安いサビキは使っている糸が弱いものを使っているせいか?
同じ号数でも針が魚に取られる確率が高くなっているようです。
蓄光サビキはフロロのハリスですから選択さえ間違わなければ
滅多に針を取られることもないようですが、
今回私が使っているような安いサビキのハリスは糸の強度が低いようで
同じ太さを使っていてもたいていは釣っている最中に
いくつか針が減ってしまいます。
ま、その分安いんだから仕方ないですよね。
午前1時半頃から釣り始めて午前4時前までは「ポツリ、ポツリ」。
空が少しずつ白み始めた頃からが時合です。
少し距離を投げていますから「バンバン釣れる」という事にはなりませんが
1投1尾は釣れてきます。
ピークには投入して仕掛けが馴染む前に喰ってくるような感じでした。
午前6時頃に帰宅
午前4時半頃を過ぎて周りが完全に見えるようになった頃、
突然「パタリ」と釣れなくなってしまいます。
いつも思うのですが此処の釣り場は一瞬で釣れなくなってしまいます。
釣れ始めるのは「割と徐々に」ですが、釣れなくなるのはいきなりです。
釣りながら私は魚の喰ってくる針を確認しながらタナを上下させていましたので
初めは3ヒロ位から始めたタナが終了時には1.5ヒロ程度(サビキとウキの間)
まで浅くなっていました。突然釣れなくなる原因は?
釣れ止まった後にタナを深くして暫く探ってみればわかるのかもしれませんね。
(私の想像ではタナが急激に大きく変わるんだと思いますが・・・)
機会があれば確かめてみたいと思います。
何とか片付けて車まで元来た道を台車を押しながら歩きます。
夜中と違って明るい道中は快適です。
歩いて熱を帯びた体に涼しい風が心地いいです。
車を走らせて家に帰り着いたのが午前6時前だったでしょうか?
道具を片付けてシャワーを浴びて少し寝ます。
寝るときには(ラジオ体操に合わせて起きる)嫁さんがまだ起きていませんでした。
今回は午前零時過ぎに起きて、午前6時までに帰宅できました。
涼しい間の釣行でした。
では、また。
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