晴れた朝にふらっと!紀伊水道の絶景を満喫する日ノ岬ドライブ

※潮吹き岩近くにある案内板

朝目覚めて窓の外を見ると、透き通るような青空が広がっていました。せっかくの好天、家に閉じこもるのはもったいない!ということで、午前中の時間を活用して和歌山の「日ノ岬」まで、1時間ほどの短いドライブに出かけてみました。

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美しい浜辺と春の息吹を感じながら

車の窓を少し開けると、山間では梅の花のほのかな香り、海辺では潮の香りが漂います。冬の名残りの冷たい風も、車内のポカポカとした日差しで心地よさに変わります。
まだ少し早いかなと思いつつ、浜辺でお弁当を広げたらどんなに気持ちいいだろう、と想像が膨らみます。

途中、釣り人たちで賑わう「煙樹ケ浜」近くの駐車場を横目に、海岸線を北西へ。2つ目のカーブに差し掛かると見えてくるのが、かつての料理旅館「望洋館」の跡地です。今ではここを「潮吹き岩」の名前で知る人も多いでしょう。このエリアは磯釣りの名所でもあり、車がずらりと並んでいました。

 

歴史と絶景が融合する三尾の集落

海岸線を進み、少し山側に入ると三尾(みお)の集落にたどり着きます。この地域はかつて「アメリカ村」と呼ばれ、多くの人が北アメリカやカナダへ移民として旅立った地です。ここから遥か遠い海の向こう、見知らぬ土地で新たな生活を始めた人々を思うと、太平洋がぐっと身近に感じられます。

三尾を抜けて再び海岸線へ。目の前には、三角形のシルエットが特徴的な「ウミネコ島」が現れます。この場所は紀伊水道のちょうど中間地点にあたり、視線の先には遮るものなく太平洋が広がります。どこか別世界に来たような、独特の空気感が漂います。

 

 

 

岬を駆け上がり、灯台へ

三尾から岬に向かう道は、まさに海沿いギリギリ。波が高い日には、道路にまで波しぶきが届きそうなほどです。登り口からは一転して急な坂道が続き、ジョギングや自転車で挑戦する人々の姿もちらほら見られます。

かつてここには「日ノ岬パーク」という公園や動物園、宿泊施設がありましたが、現在はその名残がわずかに残るのみ。登り切る手前で分岐し、灯台へ向かう道へと進みます。少し下ると、白亜の灯台と見晴らしの良い展望スペースが姿を現します。紀伊水道を見下ろすそのロケーションは、カップルのデートにもぴったり。車を停めて、歩いてアクセスするのがオススメです。

短いながらも大満足のドライブ

全行程で約1時間ほどのドライブでしたが、終始晴れ渡った空と美しい景色を楽しめたのは大きな収穫。夜釣りでしか訪れたことがなかったこのエリアを、昼間の陽光のもとで新鮮な視点から見ることができました。

「天気がいいから出かけてみよう」。そんな気軽な気持ちで訪れた場所が、心をリフレッシュさせる特別なスポットになることもあります。朝目覚めて空が晴れていたら、身近な絶景を探してふらっと出かけてみませんか?

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コメント

  1. みけねこ より:

    だいぶ春らしくなってきましたね。
    釣りをするには良い季節ですね。

    ブログ運営がんばって下さいね(^^)/