海底火山の大噴火(トンガ)は釣果に影響したのか?

※気象庁資料画像から引用

近くで花火大会があったり、地震があったりしたら釣れ渋る・・。何かと周囲の環境変化に敏感な反応を示す鯵釣りですが、今回は「津波」ですからどんな影響があるのか?気になっていました。
ただ、この津波は遠い南半球の「トンガ」という国の海底火山が爆発したのが原因とのこと、そんな遠い処からやって来る津波が果たして私の鯵釣りに影響があるのか?


津波の到着がだいたい1日前からでしたので、この日の半夜釣り頃には、和歌山県沿岸の「津波注意報」は解除されるだろうという想定で準備を始めておきます。「準備」と言っても大げさなものは無くて撒き餌にするアミエビを解凍するだけのことなんですが・・。

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「津波注意報」は、解除

夕方になって午後5時には家を出て釣り場に向かいます。「津波注意報」は午後2時に解除されていて一応安心して海岸に出かけることが出来そうです。海況はと言うと満潮前から釣り始めて下げ潮にかけての釣りです。

風の予想は西北西の予想で風速は5~7m程度。風は若干の向かい風、の予想だったのですが、実際は北に近かったかな?釣り難いほどの風ではなく風のことなど忘れているくらい印象が薄かったんだと思います。

波も0.5m程度と私の基準ギリギリの波高でしたが、実際の釣り場ではそれほど高いと思うようなことはなくて、釣座も波打ち際から大きく後退するようなこともありませんでした。ただ、潮流が「良い状態の右から左」ではなくて「イマイチな左から右」だったのが気になるところです。

釣り始めて

釣り始めには私の右隣にカゴ釣り師が一人、その右側に友人である鯵釣り名人が。今夜のこの釣り場には私を含めて3人の鯵釣り師が竿を出しています。名人は比較的近いポイントを狙っているようですが、私と名人に挟まれた形のカゴ釣り師はかなり遠投しています。

私も、カゴ釣り師に影響されて遠くのポイントを探っています。開始から30分ほど比較的遠めなポイントの私とカゴ釣り師は全く無反応でした。このとき比較的近いポイントの名人は4尾ほど釣っていたらしいのですが、釣座が比較的遠かったので。私にはこのことがわかりませんでした。

ずっと3人ともに釣れていないものと思っていたら、しばらくしてカゴ釣り師が(釣れなくて)帰って行きました。名人はそれでも帰ろうと言いに来ないから私もめげずに投げ続けていたらこの時点で4尾ほど釣っていたらしいんですね。

私も(あまりに釣れないから)あっちこっちとポイントを変えて探りながらカゴも変えて投げ続けていました。そのうちにポツリぽつりと釣れ始めて名人が仕掛けのトラブルで帰るころには(2~3尾のことでしたが)入れ食い状態になっていました。ポツリぽつりと来た頃からこの間約1時間ほどだったでしょうか?

津波の影響はあった?いや?どうなのか?

単純に「あまりよく釣れなかった」から「津波の影響はあった」というほどの事はありませんでした。ただ、何度か経験したことがあるように「何かの大きな変化があったときには魚はきちんとした群れを形成できていない。」感じはしました。

急な大雨で濁り水が流入してきたときとか、花火や雷の日などに「全く釣れないことは無くても群れが来て釣れ続くこともない。単発には釣れるが爆釣にはならない。」なんか頼りない感じの釣れ方だったような気がします。

ガッシリとした実感がない釣りでしたので釣れた魚もさほどいいサイズではないように感じていましたが、帰ってみたら意外に良いサイズの鯵だったので少し驚きました。サイズが小さくても力強くバンバン釣れた日には気分も高揚して鯵のサイズも大きかったように感じるし、その逆に今夜のような「何か頼りない感じの釣りでは獲物のサイズも小さく感じるものなんだなあ」というのが率直な感想です。

津波の影響はあったのか?ただ単に渋かっただけなのか?私は「影響はあった」と考えます。なぜならば、少ない釣果でも釣れた鯵はもっと強い生命感を感じれるものですし、今夜は針ハズレも多かった。これは「針に深く喰いついていないことの証左」でもあるでしょう。魚はもっと積極的な生き物だと私は思っています。何処か迷いがあるような感じ・・この辺に「津波の影響」があったんじゃないのかなあ?と私は考えています。   

 

では、また。

 

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