もう20年近く前の話になるでしょうか?仕事の関係でほぼ毎日、衣奈に通っていました。まだ今のように大規模な波止が出来ていないころのことでいろいろ面白い釣りができました。衣奈の釣り師たちとも交流が出来て、特に波止釣りで色々と教えてもらいました。私が1回目に釣りをやめる前の話です。
思い出
面白かった出来事も色々ありました。一番は、「きびなご」の大群が衣奈の港に入って「天敵(太刀魚か青物??)に追われたのでしょうね。
そして、その天敵が湾の入り口に陣取ってしまったのでしょうか?」何十年に一度という大きな群れのパニックが湾内で起こった時の事です。
当時「きびなご」は土地の漁師の流通ルートには無かったようで、プロもほとんど手を付けていなかったからなかなか数が減りません。私たちは夜、ライトを手に細かな網目のタモ網をもって、すくいに(捕りに)行きました。
普通、海で泳いでいる魚(特に回遊魚)は、波止からどんなにタモ網で素早くすくってもまず捕れることはありません。壁際に追い詰めたり、底に追い詰めたりこちらが頭を使った場合は別ですけれど。ある程度広いところで、自由に泳げる場合には、まず無理です。
それは、やってみたことのある人なら解るはずです。反射神経は、向こうが何倍も上です。「そりゃ、反射神経だけで食っていけてるような生き物たちですから」当然ですけどね。ところが、そのときは「パニック」になっていたから、ひとすくいで何百匹もタモ網に入りました。
嬉しくてこちらもパニックになって、入るだけスクッたから最後には重さでタモ網の柄が折れてしまいました。たくさん捕れてクーラーには入らないから、プラスチックの衣装ケースに氷を入れて「キビナゴ」を持ってかえりました。
※画像中央の筏が置いてある辺りのこちら向きの波止でタモ網の柄が折れました。
太刀魚の驚異の泳力
太刀魚の驚異の泳力を「まのあたり」にしたのも衣奈の波止でした。例のきびなごの数も多少減って落ち着いてきたころ。こんどは、湾内で「太刀魚爆釣」が始まりました。
私たちは、湾の隅に追い込んでキビナゴをすくい、それを餌にして太刀魚を狙っていました。ウキを付けずにケミ蛍だけつけて泳がせていれば湾内は浅いので水中にあっても仕掛けの位置がわかります。
暫く泳がせていると突然、湾の入り口方から奥に向かってケミ蛍が水中を猛烈な速さで移動しました。その距離10m位。時間にすればほんの一瞬です。0点何秒も無いくらいの早さでした。あんなのに水中で襲われたらと思うとぞっとしますよね。
衣奈漁港は
大きな港です。道案内はカーナビに任せます。ここからの画像は、一番外側の波止の内側の写真です。
外側は、20-30mほどテトラの入ってない良好な釣り場が有りますが、シーズンには場所の確保が大変そうです。
駐車場(適当に行儀よく停めて)は、2-3人に聞いたところ無料だそうです。因みに外向きの画像は撮ったつもりでしたが、変な顔のオヤジ(自分)のアップが写っていましたので削除しました。操作ミスでした。ごめんなさい。では、また。