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格好つけて「釣り道」と呼んでみれば

日本にはいろいろな「道」の付くスポーツや文化のジャンルがあります。「剣道」や「柔道」「合気道」「弓道」最近では相撲にも「相撲道」という呼び名が使われることもあります。文化面でも「華道」や「茶道」などがあり、日本人は道を究めるという言い回しが大好きで伝統的なジャンル分けに「道」をつけてその精神的な流れを高貴なものとして位置付けたいという思いが感じられます。

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何でも道

にでも「道」とつければどこか高尚なにおいを感じてしまうのが日本人なのかもしれませんが、ここで「釣り」に敢えて「釣り道」と名付けてみたらどうでしょう?すぐに浮かぶのが、離島や孤島の沖磯で釣るグレ釣りや石鯛釣りでしょうか?いかにも「道」と呼ぶにふさわしい情景や魚との格闘シーンがドラマチックに脳裏をよぎりますが、波止でサビキの五目釣りに「道」とつけるのはどうなんでしょう?

「波止サビキ道」「サビキ五目釣り道」など同じ釣りでも少し初心者向きっぽくてピタッと来る感じがしません。それなら乗合船で行く鯖釣りやイサキ釣り、鰺釣りなどはどういう感じになるのかな?「鯖沖釣り道」「鰺船釣り道」。単に「釣り道」とだけ言えば違和感なしに耳に入りますが、それに細かな魚種など加えたら途端にぎこちなく聞こえてしまいます。

大きく「釣り道」と言ってもそれに細かなジャンル分けが入ると違和感を感じてしまいます。ただ、釣りのジャンル分けを大まかにとらえる海外と、釣りのジャンルからターゲットの魚種にまでこだわり更には釣法まで微に入り細に入り区別する日本の釣りとの違いなんでしょうか?私たち日本人はこだわりすぎるのでしょうか?

いっそのこと

最近では釣り場でのごみの放置やごみの持ち帰りの推奨などマナーに関する関心が高まっています。釣りを「釣り道」ととらえる向きにはキャンプやドライブ気分の釣りを軽く見てしまう傾向があるようですし、軽いレジャーのつもりで釣りをする人たちにとっては「釣り道」的なふるまいの人たちは型苦しく映るのではないでしょうか?

どちらにしても公共の場で釣りをするわけですので最低限のマナーはあって当たり前のことですし、ごみの後始末などは釣りにかかわらず最低限のマナーとして心掛けるべきことでしょう。

海浜での焚火などは後始末さえきちんとすれば特にやってはいけないことではないと思われますが、波止場や岸壁などの港湾施設での焚火などは当然やってはいけないことですよね。

私がよく釣行する港湾の岸壁でも、以前焚火をしてパトカーの出動騒ぎがあったとか?こういうことが繰り返されると立ち入り禁止とかの措置が取られる原因にもなりかねませんので無責任な行動は控えなければなりません。

いっそのこと「釣り道」というものを国家資格にして何級から何段とマナーを含めたクラス分けをしてみたら釣りのマナーもよくなるんじゃないかな?で、実際にそんなことになったら、私なんかは「学科試験でいつも落第」ってことになってしまいそうなので「行儀良くしますので実現しないでください!」と釣りの神様にお願いしなければなりませんね。

環境問題が

国家資格の話は大げさなこととして、実際レジャー気分で釣った魚もガチで鍛錬して釣った魚も漁師さんがプロとして釣ってきた魚も同じ海の資源です。

環境問題が叫ばれ海の資源管理が国家間で話し合われる今の時代において、一歩先を見れば「貴重な海の資源をレジャーや趣味の対象として勝手にとってはいけない!」なんてことになりかねないとも限らないと思いませんか?

こんな話が大真面目に語られ始めれば最初に手を付けられるのが、趣味で釣りをしている私たちのテリトリーです。入漁料や港湾使用料、日券や年券での遊漁権の販売などは簡単に手の付けられるレジャーへの制限です。

実際に川や湖では実施されている制度でもありますから前例がないわけでもありませんし、漁業保護の大義名分さえ立てば違反者の逮捕さえ現実味を帯びてくる始末です。

近い将来私たちはそんな悪夢が正夢になることがないよう行動を慎み上に立つ人を選ぶことにも慎重にならなければならない時代に来ているということです。

日本国内に

りを楽しむ人々が日本国内にどれだけいるでしょうか?個人的なささやかな楽しみの釣りから、釣りをすることを生業にしている人たちまで数えれば相当な釣り人口になるでしょう。

私は、いままで個人の良心や公共心に委ねられてきた釣りのマナーをもう一度確認してみたいと思います。私たちは、好きな時に行って好きなだけ釣って好きな時に帰ってくる。もちろん思うように釣れないこともあります。

でも、それはいつも海がそこにあって自由に行ったり来たりできるから。このありがたさを知り感謝するべきですし、「将来の釣り好き」たちに残してあげるべきと思うのです。格好つけて「釣り道」と呼んでみたりする前に。