外出自粛が叫ばれる昨今。元気に余った孫たちが行く先に困るような事態になってきました。学校もすでに長い休みが続いていてどこかに出かけないと熱量の発散先がありません。3密の危険の少ない場所といえば釣りですが、日中の波止に行けば同じ目的??の子供連れも多数侍(はべ)っていて安全地帯とは言い難い状況です。
一度は孫たちを連れて煙樹ヶ浜に弁当を食べに行ってきましたが、昼間に2時間ほどといってもなかなか時間をとるのが難しく、やはり家で何かのイベントをする方がスケジュールを合わせやすい。コロナ渦がいつ収まるとも知れないのでかねてより準備していた「石積みかまど」も孫たちのイベントに一役買ってもらえそうですね。
今回の記事は、この「石積みかまど」のテスト段階で焼いてみたものと孫たちが来て焼いてみたものが一件と合わせて2件の話題を記事にしてみました。本格的なバーベキューコンロがあればカッコよくて便利ですが、素朴なこんなか「石積みかまど」も子供達には感激モノらしくて火おこしからずっと興奮気味に手伝ってくれました。良いストレス発散といい思い出になればいいですね。
師匠提供のダツ
かまどもある程度の完成を見て2度ほど試し焼きも済ませました。そろそろ本格的な焼き物もやってみたいと思っていたところに師匠から電話です。「ダツ、釣ったけど要らんか?」食べれるものかどうかはわかりませんが「魚だから焼けば行けるだろう?」ということでもらってきました。
見た感じは「大きなさんま」です。「これなら食べれるだろう」と高をくくって嫁さんに料理してもらいます。「そろそろ焼こうか?」というところへ料理途中の嫁さんから「ちょっと身に来て!」とSOSです。行って話を聞いてみると身の色が青っぽいし骨がブルー。「これ?大丈夫??」と驚いています。
漁師の娘に生まれて紀伊水道の魚には精通しているはずの彼女がパニクッているくらいだから「本当に食べれるんだろうか?」と心配になってググってみれば「あんまりおいしくはないけど食べれるらしい。」という結論でしたので焼いてみます。そこそこきれいに焼けました。かまどは順調に機能しているようです。
やはり美味しいとは言えない。
実食してみて「うーん。匂いがね」「味も今一つ」せっかく大騒ぎで焼いたのに美味ではありません。「ダツが釣れてももちかえらないようにしよう」これが教訓になりました。口直しに豚肉とねぎの串焼きを焼いて昼のおかずに代えました。よく似た魚でもカマスや太刀魚は美味しいのにね。
石積みかまどの初仕事
先に書いたように孫たちのイベントの一つとして焼肉パーティーを開きました。上の子には火おこしをするところから焼肉全般を任せます。もちろん大人が手助けをするわけですが、彼は自分が責任者になったのが嬉しいらしく張り切っていますし、下の子はウエイトレスとして頑張ってもらいます。
天気が良いので、庭に簡単に作っただけの「石積みかまど」でもじゅうぶん役に立ってくれました。一つ新しいアイデア?として魚を挟んで焼く網焼き器に肉を挟んで焼けば楽に裏返せるし簡単に焼けます。アウトドアで肉やその他を焼くとき一つ持っていけば釣法すると思います。ブロック肉を焼くのにも便利かも?
焼ければ網の間からナイフも入れれるし、後は皿に取り分けるだけです。今回は手羽元を焼きましたが、網ですから脂も落ちて、良い焼け具合に焼けたと思います。この後は焼き網を置いて従来通りに焼き肉にしましたが、最後まで美味しく焼くことができました。これから秋まで何度かこの「石積みかまどを使ったお庭アウトドア」をやることになるでしょう。
わずかなスペース
わずかなスペースの庭さえあれば、石やブロックを積んで「石積みかまどが作れます。あとは「火の用心」と何度かの練習です。いきなり本番は、ベテランのキャンパーでもない限り無謀といえると思います。きれいなバーbwキューコンロもいいですが、こんなかんたんな「石積みかまど」でもキャンプ気分は醸せます。否、シンプルな「石積みかまど」だからこそアウトドア気分が味わえるのかもしれません。条件が整えば、やってみませんか?石がなければホームセンターでコンクリートブロックを買ってくるだけでもできると思います。
では、また。