前回はラーメンを作ってみるところまで進めていましたが、今回は魚を焼いて次に鶏肉を焼いて・・・と実用域に達しつつあります。その都度少しずつかまどの方も改良を重ねて今では火床のところに穴を掘ってそこに古い金網を載せて空気がよく通るように作り直してあります。今回はその「進化バージョンの石積みかまど」で調理しています。魚を焼いた次の日に雨が降ってそのあとの火おこしに苦労しましたが、これも経験値となってくれるでしょう。「石積みかまど」で焼いた魚や鶏肉は屋内のガスのグリルで焼いたものとは一味も二味も違ったうまみがあるように感じました。(単に調理にストーリーが加わっただけなのかもしれませんが)
前夜に釣った鰺を焼く
前の晩に釣った鰺を焼いてみました。まず焼き方からネットで調べてみますが、ずばり鰺を焼いた記事は多くは見当たりません。ので、ほかの魚の記事などを参考に100均で買ったバーベキュー用の櫛を打って焼くことに。塩の振り方なんかは適当です。
鯵に一本の櫛を打っただけではくるくると回ってしまうので横から一本「回り止め??」の櫛を打って回らないようにします。なんかウナギ屋の店頭で焼いてるような気分です。あんまり頻繁に動かせば身崩れするらしいのでじっと我慢の子である程度焼けるのを待って裏返してみます。
まあまあきれいに焼けたと思います。生焼けがあったらいけないのでよく火を通します。ちょっと焦げ目がつくくらいがうまそうに見えるでしょうか?季節柄、それほど脂ののった鰺ではありませんので火が着いたりして焼きにくいことはありませんでしたが、少し身が固そうな焼き上がりになりました。
鰺の次は鶏を焼く
この日は昼食時に焼き立ての鰺を食べましたが、炭火で焼いたためか炭火の匂いがスモークしたように少しついていて何とも言えない旨さでした。もう少し大きな鰺でもう少し脂がのっていたらさらにうまかったでしょう。今後、チャンスがあればぜひやってみたい焼き物です。
鯵の次は(後日ですが)鶏肉を焼いてみます。鰺に比べれば肉厚ですので火加減が難しそうですが、脂もあってうまく焼ければいいおかずになるでしょうね。これもネットで下調べをしてから焼き始めます。味は塩コショウだけです。それで、回転しないように櫛を2本打って焼いていきます。
やはり肉厚ですので、焼け具合が判別しにくいですが、「多少焦げても生よりはまし」と気にせず十分に火を通します。なかなか焼けた感じがしませんので次回からはもう少し焼きやすい大きさを考えたほうが良いかもしれませんね。いったん上げてフォークを刺してみていい手ごたえがあったので焼き上がりとしました。カットしてみて焼けてなければレンジでチンする覚悟でしたが、ちょうどいい具合に焼けていましたので一応成功です。
炭火の準備が大変
ガスコンロなんかが普及する前は、みんなこんなにして直火で焼いていたんですよね。直火(炭火)なんかを準備するにはかまどがあっても30分以上の時間の余裕が必要ですし、焼いた後も火が残りますからその後火の後始末にも手間がかかります。また、すぐに焼けるものでもなくどちらかといえばじわじわと焼けますから、目を離さずについていなければなりません。
忙しい今の時代には合わない調理方法だと思います。それでも手間をかけただけの旨さがありますので、時間をかけただけは十分元が取れると思います。反省点があるとすれば、かまどの大きさがもう少し大きければいいのかな?ということですね。できれば石積みにこだわりたいのですが、大きさを追求すればコンクリートブロックのほうがいいのかな?でもそれでは味気ないし・・・。
その辺は今後の課題として考えましょう。今日のところは、昼ご飯の良いおかずになりました。鶏肉は焼きましたから次は豚肉かな?それとも鶏肉の焼き方改良バージョンかな?ネットサーフィンしながら考えましょうか?
では、また。