秋の波止釣りシーズン到来?台風前の渋い状況と爆釣への期待

釣り日誌
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秋の好シーズン到来と思いきや、大型台風が接近

10月初旬から中旬にかけて、いよいよ秋の波止釣りシーズンが本格的に始まるのではないかと期待が膨らんでいた。しかし、そこへ思わぬ大型台風が接近。どうやら、秋の釣りを存分に楽しめるのは、もう少し先になりそうな気配である。

とはいえ、陸っぱりの釣り師というものは、そう簡単に釣りを諦められない。海が荒れ、魚が釣れなくなることを自分の目で確かめるまでは、ついつい釣り場へ足を運んでしまう。

かくいう私も、そのひとりだ。釣果が厳しくなると分かっていても、ひょっとしたら釣れるのではないかという期待を捨てきれない。まったく諦めの悪いものだと思う。

波止釣りは釣座選びから勝負が始まっている

波止釣りでは、基本的に釣座の確保は早い者勝ち。少しでも条件の良い場所を確保するため、釣り人は早朝から釣り場へ向かう。

その一方で、できるだけ競争相手が少ない時間帯や条件を狙って出掛ける釣り師も多い。誰もいない広い釣り場で、好きな場所に竿を出せるというのは、それだけで大きな魅力なのである。

しかも、釣りは意外性に満ちた遊びだ。

昨日まで好調だった魚が今日はまったく口を使わないこともあれば、誰も期待していなかった日に突然の爆釣が訪れることもある。天候が悪いから釣れない、潮回りが悪いから釣れないと、簡単には言い切れないのだ。

長年釣り場に通っていれば、天気予報や潮回り、直近の釣果などから、おおよその状況は予測できる。それでも、その予測を覆すような大番狂わせが起こることがある。

だからこそ、「誰もいない釣り場で爆釣を独り占めする」という夢が、釣り師の心をいつまでも揺さぶるのだろう。

釣れないはずの日にも、釣り場を訪れる人がいる

私には、「今日はまず釣れないだろう」と思われる時期や時間帯に、広い釣り場でたったひとり竿を出した経験が何度かある。

周囲から見れば、何のためにそんな日に釣りをするのかと不思議に思われるかもしれない。

ところが、そんな状況でも、釣り場を見に来る人が何人もいた。車でやって来て、少し離れた場所からしばらく様子を眺め、それから帰っていく。しかも、一度や二度ではない。

おそらく、釣れているかどうかを確認しに来たのだろう。

もし釣れていれば、すぐに自分も竿を出す。反対に釣れていなければ、別の場所を探すか、出直すかを判断する。そう考えると、釣り場の様子をうかがう行動にも納得がいく。

それほどまでに、「爆釣の一番乗り」には魅力があるのだ。

波止釣りは腕だけでは決まらない

波止釣りを長く続けていると、釣果を左右するのはテクニックだけではなく、運やタイミングも大きいことが分かってくる。

もちろん、同じ釣り場で同じ条件のもとに竿を出せば、経験豊富な釣り師と初心者では釣果に差が出ることも多い。仕掛けの選択、エサの使い方、タナの調整、アタリへの対応など、経験の差が結果に表れるからだ。

しかし、釣れる日と釣れない日という条件の違いまで考えると、話は変わってくる。

例えば、よく釣れる日に初心者が竿を出せば、見よう見まねでも思いのほか魚が釣れて上機嫌になるかもしれない。一方、食い渋る日に上級者が挑んだ場合、さまざまな工夫を凝らして何とか釣果を上げることもあれば、最後まで魚の反応を得られず、ボーズに終わることだってある。

つまり、腕があれば必ず釣れるわけではない。魚がいること、魚がエサを食べること、そして自分がそのタイミングに釣り場にいること。これらの条件が重なって、初めて好釣果につながるのである。

台風接近で厳しさを増す、今朝の釣り場

さて、今朝の釣り場はどうだったのか。

私たちが竿を出している波止の沖側には、さらに沖へ延びる岸壁がある。そこは立ち入り禁止区域だが、大型クルーズ船も接岸できるほど水深のある場所だ。

現在、その岸壁には万トン級の大型貨物船が停泊している。夜間になると、船体の各部や周囲の水面が強力なライトで照らされ、夜明けまで明るい状態が続く。

光に集まる習性を持つ魚にとって、これほど強い光は大きな誘引要因になるだろう。こちらが集魚灯を目いっぱい照らしたところで、魚が船の周囲に集まってしまう可能性は十分に考えられる。

さらに、南の海上では大型台風が移動を続けている。その影響によるうねりは、すでに釣り場の沖合にも届いている。

こうした状況では、新たな魚群が湾内へ回遊してくることも期待しにくい。今釣れている魚は、湾内に残っている個体が中心なのではないか。そう考えると、魚を釣るほど次のチャンスが少なくなり、日を追うごとに釣果が細っていくのも不思議ではない。

もちろん、これは現状から考えた推測にすぎない。それでも、海の様子と釣果の変化を見ていると、そんな想像をせずにはいられない。

台風通過後の爆釣に期待したい

この記事を書いているのは金曜日の午後。週明けには台風が最接近する見込みで、その間は釣りを我慢する時間が続きそうだ。

しかし、台風が遠ざかり、海が再び穏やかになれば、新しい魚群が湾内へ入ってくる可能性もある。

もちろん、期待どおりに魚が回遊してくる保証はない。海の状況が落ち着くまでには時間がかかるかもしれないし、思ったほど釣果が伸びないこともあるだろう。

それでも、荒天が過ぎ去った後の釣り場には、何かが起こりそうな期待がある。

誰もが待ち望んでいた秋の本格シーズン。その幕開けを告げるような爆釣に、できれば初日から参戦したいものだ。

しばらくは台風関連の荒天をやり過ごし、海が落ち着くのを待つことにしよう。

そして、次に釣り場へ向かうときこそ、思い描いていた秋の好釣果に巡り合えることを願っている。

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