おかず釣り師が行く!「鯵釣りと 並べて太刀魚 釣ってみる」

私のブログに限ってなのかはわかりませんが、話題に太刀魚が登場するとアクセスが伸びます。型のいい鯵をたくさん釣るよりも数匹の太刀魚の方が注目を集めることができるような気がします。それだけ釣り人の間で太刀魚人気が高いということなんでしょうか?

私は昨年これまでにないほどの太刀魚釣りの好釣果に恵まれ、しばらく「太刀魚はもういい」と満足感で距離を置いてしまっていました。ま、太刀魚の後にはカマス釣りの熱狂があったし、鯵も楽しませてくれましたので太刀魚のことは忘れていたという方が正しいのでしょうか?

どちらにしても再び太刀魚釣りに興味がわいてきて、作ったままになっていた「太刀魚テンヤの改造品」のテストにも意欲が出てきました。私が通う釣り場でも私のこれまでの気分同様、今のところ太刀魚はホットな釣りモノではありません。

必然的にで釣り人の数も少なく遠くから来た釣り人が休日やその前日にウキを浮かべて釣っているくらいで地元勢はカマスの方に視線を向けたままです。この空いた釣り場で太刀魚を狙ってのんびり楽しんでみようというのが私の目論見なんですね。 ※因みに自作のテンヤ(タッチポンもどき)では、まんまとF4を1尾仕留めました。

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鰺釣りも型がいい

一昨年は浜の鰺、昨年は浜の近くの波止の鯵。今年は深い岸壁の鯵と同じところには続けて通っていませんが、サイズの良い鰺を追い求めれば無理のない事と自分で納得しています。その間にも多少は釣り慣れてサビキの消化数も減ったし、撒き餌さも効率的に使えるようになってきました。

今シーズンの浜の鰺は、(直近のことは分かりませんが)サイズがよくなくて例年なら「尺鰺が何尾か混じって豆鰺は僅か」なところが豆鰺中心でしたから(1月初旬)混雑覚悟で深い岸壁に通い始めて最近では人気の少ない時間帯に工夫して釣果を上げるコツを見つけ出してそれに勤しんでいます。

そんな鰺釣りのできない日にカマス釣りをスケジュールして楽しんでいましたが、カマス釣りは「ギャング釣り」あくまで釣りというより引っ掛けですから釣果はあっという間に上がっても釣り自体の面白みがないんじゃないか?此処に長く通う先輩も釣りの面白みに欠けるカマス釣り(カマス掛けと彼は敢えて呼んだりします)は、飽きるのが早いと嘆きます。

人知れず釣れる日もある?

昨日もアジングのエキスパートに話を聞きながらカマス釣りのことに話題が移れば「おいやんはアレを釣りと思ってるんか?」と聞かれて返答に困りながら(実は私は、最近カマス釣りの釣果が上がり始めて秘かにほくそえんでいた)「お、おう」と答えるのがやっとでした。

 

この欄で取り上げたい「人知れず釣れる」のは、太刀魚のこと。私の中では最近はマイナーな釣り物になってしまった太刀魚ですが、じっくり狙えば4~5尾の釣果は望めないでもない釣りモノなんですね。未だに。しかもサイズがいいから「おかず釣り師」にすれば3尾も釣れれば御の字なほどいいサイズ感です。

 

魚の個体数は少ないですが、狙っている釣り師も少ないですから、鰺釣りの横でキビナゴを刺してワイヤーハリスで放り込んで釣れたら儲けもの的な釣り方で放り込んで忘れて放っておけば釣れることもある。釣れたらデカイので「ビックリ!」ですが一匹釣れたからと言っても柳の下のドジョウならぬタチウオは2尾いるとは限りませんから鰺釣りのペースはそのままで太刀魚は餌をつけ直して再投入しただけの放置で十分です。

本命は鰺釣り

鰺釣りがメインで太刀魚釣りは「放置で」こんな感じで緩く狙っていれば意外と2尾目や3尾目が喰って来るかも?どんな場合にも本命は鰺釣りで。その方が殺気が消えて魚も喰ってきやすいはずです。こちら側としてもないと思ってた竿に大物が喰ってくれば棚から牡丹餅的で喜びも倍増ですよね。

私の場合、本命はこちら、サブはこちら。と決めていても一つ釣れればそれに釣られてサブが本命になったり、またサブに戻ったりこの優柔不断さが釣りの上達を阻んでいることは百も承知なんですが、こうやって長く生きてきましたのでなかなか癖は変えられません。

今夜は金曜ですが、天候や風はイマイチです。明朝のカマスという選択肢もありますが、朝きちんと起きれたら行くことにしましょうか?それより備えなければならないのは鰺釣り名人からの誘いですね。恐らくは明日の夜中から明け方にかけての鰺釣りに誘って来るでしょう。そこで釣れなければ彼は午前中は粘ってみるでしょう。私は暗いうちがボーズなら朝にカマスを狙ってみてダメでも帰りましょうか?

この粘りがある点とない点が名人と私の決定的な違いです。最近では私も少しは粘りが出て来たかなって自分でも思ったりしているのですが、名人に比べれば足元にも及びません。また明日も「お前が帰った後に良く釣れた」と言われるのが落ちでしょう。釣りってそんなもんなんですよね。これに懲りて懲りてを繰り返して並外れた根気を手にしたときに名人と呼ばれる釣り師に成れることでしょう。それまでは「あと少しの粘りを忘れても、早く帰って寝ることにしましょうか?」 

では、また。